まず 最初にお断りしておきたいのですが 此処に掲載している
Stripping の方法は、『あくまで私の主観で有り 私のやり方である。』と言う事です。
出来るだけ 私の知っている方法は国内外に拘らず 紹介して行こうと思っています。
ここで取り上げた事が全てでは有りませんので、誤解の無いようにお願いいたします。 |
ここで取り上げた事が全てでは有りませんので、誤解の無いようにお願いいたします。
|
Stripping の期間中は犬の皮膚は常に清潔にして下さい。
Stripping に取り掛かる前には 必ずシャンプーをしましょう。
私はイソジンウォッシュで最初に洗い 2度目の洗いで
通常のシャンプーとリンスを行います。イソジンは、しっかり洗い
約5〜6分放置し完全に洗い流します。今まで此れでトラブルが
出た事は有りませんが、皮膚の弱い子などは くれぐれも慎重に
お願いいたします。この時の2度目の洗いは イソジンを完全に
洗い流す事が目的です。
|
|
|
道具は?
|
|
|
又 Stripping用ツールも同じです。特に毛を抜くときに使う
ナイフ や ドクター シュールズ等。皮膚に当たり 皮膚を傷つける
恐れのある物は清潔な物を使いましょう。特にドクターシュールズ等
は使用の前後消毒しましょう。毛を抜いたときに出来る目に見えない傷で
炎症を起こし その部分を掻いて腫れたり 化膿したりする事も有ります。
私が普段使っている道具です。
左から @ドクター・シュールズ A100均で見つけた類似品 Bコートをかき分けてラインを引いたり顔周りの
細かい作業の時に使います C抜き切った後ののこり毛や先に生えてくるアンダーコートの処理に使います
D100均で買った指サック EとFはローリングや他のテリヤ犬種に使います
ワイヤーフォックスやウエスティー スコッチなど |
|
一番良いのは指だけで抜くのが綺麗に抜けて安全です。 |
|
さて 抜き始めてからはどうすればいいのか。
やはり 一番安全なのは アロエでしょう。そう
あの苦いやつです。とげとげの沢山ある長細いやつです。
それともう一つ 私が良く使うのは テラコー・スプレーです。
皮膚に傷がついたときや腫れたときなど とても良く効きます。
皮膚を摘んで傷がついたり ナイフで引っ掛けたりした時は
テラマイシンかテラコートリル(軟膏)をごく薄く塗ってやるのもいいでしょう。
とにかく傷や腫れが広がらないようにしてあげましょう。 |
|
|
通常 ストリッピングは抜く範囲を2〜3ヶ所に分けて 日にちをずらして抜きます。
ワンステージを1日で抜いてしまうほうが良いとされているようですが、私は
3日から1週間くらいでワンステージを抜くようにしています。此れ位だと抜いた後に
毛に段差は出来ないし とにかく犬にかかるストレスが少なくて済むようです。
ステージごとの間隔は1週間から2週間くらいが良いと思います。この間隔は
季節やその子の体型で変わってきますが、一般的に1週間から10日前後が
良いでしょう。
ただ ショーに出すためのストリッピングは当然もっとシビアに行います。
ワンステージを出来るだけ1日で。長くても3日までで抜ききります。
アメリカなどではターゲットのショーから逆算して13週前に
抜き始めるようです。これだと短期間で抜き終わらないとショーの
出陳にコートが間に合わないと思われます。また各々の犬により
コートの伸びるスピードがち違いますし、当然夏と冬でも多少差が出てます。
その辺 自分の愛犬はどうなのかを把握しておかないとストリッピングの
スケジュールが立て難いと思います。
我が家のデイジー先生は18週から20週必要です。
|
|
|